2022シーズンが開幕したJリーグ。
早くも第1節が終了し、サッカーの熱気が戻ってきました。
2021シーズンは優勝を果たした川崎フロンターレ。
この記事では川崎フロンターレの2022シーズンの見どころや注目選手について紹介していきます。
2021シーズンはホームゲーム無敗を達成!
川崎フロンターレは2017シーズンにJ1リーグ初優勝を皮切りに、2019シーズンを除き、5年間で4度のJ1リーグ優勝を果たしています。
2021シーズンでの川崎フロンターレは、Jリーグ史上2チーム目となるホームスタジアム「等々力陸上競技場」開催のリーグ戦ホームゲーム無敗を達成するなどの驚異的な強さを誇りました。
2021シーズン開幕直前のフジゼロックススーパーカップでは、ガンバ大阪と対戦し、3−2で勝利。
2021シーズン初タイトルを獲得します。
その後、2012シーズンぶりにJリーグ開幕戦を勝利すると、2021シーズン開幕してもその勢いは止まらず。
クラブ史上初の開幕4連勝と順調なスタートを切ります。
5月16日の試合に勝利し、連続無敗記録が22試合となり、J1リーグ無敗記録を更新。
最終的には30試合連続無敗まで伸ばしました。
そして、5月30日には鬼木監督がJリーグの監督史上最速・そしてクラブ史上初となる監督通算100勝を達成しています。
その後、11月3日に2年連続となるJリーグ優勝が決定。
Jリーグ史上初の2シーズン連続で年間勝ち点80以上を記録しています。
また、1996シーズン以降、リーグ史上初の年間勝ち点90以上を記録。
さらに、最終成績は28勝8分け2敗でシーズン最小敗戦記録を更新。
カップ戦ではPK戦やアウェイゴールなどで敗退となったが、1度も試合自体には敗戦はせず、Jリーグで頭一つ抜けた強さを誇りました。
主力選手放出も的確な補強でクラブ史上初の三冠へ!
川崎フロンターレは驚異的な強さを誇りつつも、若手の主力選手を相次いで海外へ放出しています。
2021シーズン夏の移籍市場で三笘薫選手がベルギーリーグ・ユニオン・サン=ジロワーズに移籍。
さらに田中碧選手がドイツ二部リーグフォルトゥナ・デュッセルドルフに移籍しています。
そして、2021シーズンオフには旗手怜央選手がスコットランド・セルティックに移籍。
若手のスタメン出場が多かった選手の移籍が相次ぎ、戦力ダウンかと思われましたが、北海道コンサドーレ札幌からチャナティップ選手を獲得。
さらに横浜FCから瀬古樹選手を獲得するなど他チームからの主力選手を獲得するなど補強を着実に行っています。
スタメン選手はあまりかわらず、ディフェンディングチャンピオンとしてJリーグ3連覇・国内タイトル独占の三冠達成が期待されます。
2022シーズン加入選手・退団選手
2022シーズン、川崎フロンターレに新加入した選手・退団した選手について紹介します。
加入選手
- チャナティップ (北海道コンサドーレ札幌/完全移籍)
- 瀬古 樹 (横浜FC/完全移籍)
- 早坂 勇希 (桐蔭横浜大学/新加入)
- 佐々木 旭 (流通経済大学/新加入)
- 松井 蓮之 (法政大学/新加入)
- 永長 鷹虎 (興国高校/新加入)
- 高井 幸大 (川崎フロンターレU-18/トップ昇格)
- 五十嵐 太陽 (川崎フロンターレU-18/トップ昇格)
退団選手
- 旗手 怜央(セルティック/完全移籍)
- 長谷川 竜也(横浜FC/完全移籍)
- マギーニョ(ゴイアス/完全移籍)
- 宮代 大聖(サガン鳥栖/期限付き移籍)
- 原田 虹輝(AC長野パルセイロ/期限付き移籍)
- 神谷 凱士(藤枝MYFC/期限付き移籍)
- イサカ ゼイン(横浜FC/期限付き移籍)
- イ キョンテ(ファジアーノ岡山/期限付き移籍期間満了)
2022シーズン注目選手
2021シーズンはJ1リーグを連覇した川崎フロンターレ。
2022シーズンはどのような成績を収めるでしょうか。
ここからは2022シーズンの注目選手について紹介します。
チャナティップ・ソングラシン
タイのメッシと称されるほどの才能を持つタイ代表のチャナティップ選手。
ミッドフィルダー兼フォワードとして主に前線でプレイします。
2017シーズンの7月に1年半の期限付き移籍で北海道コンサドーレ札幌へ加入しました。
加入1年目からレギュラーとしてチームのJ1リーグ残留に貢献すると、2018シーズンにはJ1初ゴールを挙げています。
2018シーズンの7月に完全移籍で加入することが発表され、その移籍金が推定2億円から3億円で、タイの移籍金の過去最高記録を更新したと報じられました。
2018シーズンは30試合に出場し、8ゴールを記録。
シーズンオフには東南アジア出身選手史上初のJリーグベストイレブンに選出されています。
その後はケガに悩まされるシーズンもありましたが、司令塔としてチームを牽引し、勝利に大きく貢献していました。
そして、2022シーズン、国内クラブ移籍史上最高額となる移籍金推定4億6500万円で川崎フロンターレに加入を発表。
ドリブルスキルが抜群でありながら、パスセンスがあり、小柄でありながらキープ力があるチャナティップ選手。
また、ピッチ内外どちらも人格者で選手やサポーターからも好かれる愛嬌のある選手であることがわかります。
2022シーズンは新チームとなりますが、鬼木サッカーにフィットすることが期待されます。
レアンドロ・ダミアン
2012年に行われたロンドンオリンピックで得点王などブラジル代表にも選出経験があるレアンドロ・ダミアン選手。
センターフォワードで得点を量産します。
レアンドロ・ダミアン選手は2019シーズンから川崎フロンターレへ完全移籍で加入しましたが、シーズン初年度はレギュラーとしてではなく、出場試合の多くはベンチスタートでした。
2020シーズンも当時川崎フロンターレのフォワードでスタメン出場していた小林悠選手とスタメン・ベンチスタートと交互のような形で徐々に出場時間を与えられるようになりました。
そして、2021シーズンでは副キャプテンに就任し、開幕スタメン入りを果たすと、主力選手として活躍。
最終的に23ゴールをマークし、川崎フロンターレの2連覇に貢献し、自身も得点王とベストイレブン、最優秀選手賞を受賞しています。
2021シーズンで川崎フロンターレとの契約を満了し、母国ブラジルやアメリカのMLSなど他クラブへ移籍することが予想されていました。
しかし、2021シーズン終盤、フロンターレ愛を貫き、契約延長に合意しています。
高身長からポストプレーがうまく、フィジカルも強靭で、前線からの守備も献身的に行い、高いシュート決定率を誇るレアンドロ・ダミアン選手。
2022シーズンも川崎フロンターレを勝利へ導く活躍が期待されます。
脇坂泰斗
川崎フロンターレU-18出身のミッドフィルダー、脇坂泰斗選手。
川崎フロンターレU-18から阪南大学へ進学すると、大学時代の活躍が評価され、2018シーズンから再び川崎フロンターレに加入します。
加入後、2019シーズンまではあまりプレイ機会は恵まれませんでしたが、2020シーズンから徐々にプレイ時間が増え始めます。
そして、2021シーズンではリーグ戦35試合に出場し、3ゴールを記録、ベストイレブンにも選出されるなど主力選手として活躍しました。
2022シーズンからは川崎フロンターレのレジェンドでもある中村憲剛さんが背負っていた背番号14を受け継ぎ、その背番号通りの活躍が期待されます。
脇坂泰斗選手はボールロストする頻度が少なく、素早いターンで相手を避け、精度の高い両足からのパスやシュートが魅力の選手です。
2022シーズンもプレースキッカーとして多くのアシストが求められるでしょう。
まとめ
この記事では、川崎フロンターレの2022シーズンの見どころや新加入選手・退団選手・注目選手について紹介してきました。
2017シーズンから5年連続でタイトルを獲得している川崎フロンターレ。
ディフェンディングチャンピオンということもあり、相手チームからの対策もより厳しいものになると予想されます。
2022シーズンは獲得が可能な国内タイトルを全て獲得し、Jリーグ史上3チーム目となる三冠達成を期待しましょう。
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