日本時間2024年4月17日20時30分、ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトに所属する元日本代表キャプテンの長谷部誠選手が今シーズン限りで引退を発表しました。
そこで今回の記事では長谷部誠選手の引退を受けて世間の反応や長谷部誠選手がサッカー選手としてプレーしたクラブについて紹介していきます。
長谷部誠選手が2024年シーズン限りで引退を発表!
引用元:FOOTBALL ZONE
冒頭でも紹介したように、2024年4月17日、長谷部誠選手は現地フランクフルトで記者会見を開き、2024年シーズンをもって現役引退を発表しました。
ここからはそんな長谷部誠選手が記者会見で語った引退の理由や家族のこと、SNSでのコメントそして世間の反応について紹介していきます。
記者会見や公式サイト、SNSでのコメント
まずはじめに長谷部誠選手が記者会見や公式サイト、フランクフルトのSNSなどで公開したコメントや心境について紹介していきます。
会見では、長谷部誠選手が登壇し地元の記者を目の前にドイツ語で
まずは皆さん、今日は来てくれてありがとうございます。私は今季終了後に現役を引退します。
引用元:スポニチアネックス
と引退を表明しました。
引用元:フランクフルト公式サイト
続いて、引退を決意した理由について聞かれた長谷部誠選手は下記のように答えました。
今年あまり出場していないのも原因です。出場していないと体に負担が大きい。私は長年いつかその瞬間が来るに違いないと感じていました。もう5,6年もそんな状態が続いています。今が適切な時期だと思います。
引用元:スポニチアネックス
と5,6年前から引退をするかしないかの瀬戸際でプレーしていたことを明かしています。
また、家族については、
家族などと相談して今がいい時期と総合的に判断しました。娘にはまだ言っていません。学校で話してバラしてほしくなかったからです。最後の試合は娘と息子と手を繋いでピッチに入りたい
引用元:スポニチアネックス
とコメント。
さらに、今後について長谷部誠選手は、
まだ長くドイツに残ることを想像します。休暇や親に会うために日本に帰国することやドイツでコーチライセンスの取得をしたいです。
引用元:スポニチアネックス
と語りました。
記者会見後、フランクフルトの公式SNSにて長谷部誠選手は、下記のようにコメントしています。
今日記者会見で発表した通り、今シーズンで現役生活を終えることを決めました。長い現役生活でしたけど振り返るのはちょっとまだ早いんで。まだ1ヶ月くらいシーズンがあるんでしっかりやり切ってまたゆっくり振り返りたいと思います。今はまだ皆さんにありがとうとは言いませんが、最後まで頑張ります!
#長谷部 選手から日本のファンの皆様へメッセージ🇯🇵🗣❤️#SGE | #アイントラハト | #フランクフルト | #ブンデスリーガ pic.twitter.com/gndzPW4ej8
— Eintracht Frankfurt (@eintracht_jp) April 17, 2024
そして、フランクフルトの公式サイトにて下記のようなコメントを発表しています。
22年間プロサッカー選手として過ごしてきましたが、現役生活に終止符を打つときがやってきました。この決断について慎重に検討を重ねてきましたが、今が適切な時期だと感じています。長年にわたって自分が経験し、達成してきたことを誇りに思います。何よりもフランクフルトで過ごした時間には、決して忘れることのできない数多くの瞬間があります。ここは最初から居心地が良く、僕にとって第二の故郷となりました。
引用元:SACCER KING
世間の反応
長谷部誠選手が引退を発表したときの世間の反応について紹介していきます。
下記をご覧ください。
長谷部引退かー。
お疲れ様でした!
日本サッカーのレジェンド!
最高のMFだよ!!
今後は海外での監督活動に期待したい!
浦和でもいいよ!笑#長谷部誠 #サッカー日本代表#浦和レッズ #ウォルフスブルク#フランクフルト#VfLWolfsburg #EintrachtFrankfurt— @zaki090 (@zaki09010) April 17, 2024
長谷部誠選手も引退かぁ…
本職の中盤もコンバートされたDFでも高いレベルで難なくこなすユーティリティープレーヤーでした✨
あとはやっぱりキャプテンって印象が強い😆
お疲れ様でしたm(_ _)m— したっぱ (@v_ymagata) April 17, 2024
長谷部引退か😭😭
長年ドイツで活躍してくれたから
寂しいなぁ。。
ヴォルクスブルグでの優勝が
懐かしいなぁ✨✨
本当にお疲れ様でした🙏🙏#長谷部誠 https://t.co/GIENPiHfeP— BUMP OF LFC (@rocks_bump023) April 17, 2024
このように、長谷部誠選手の引退に寂しさを感じる方や長谷部誠選手をねぎらうコメントが多く見受けられました。
長谷部誠選手が引退!これまでの所属クラブは?
引用元:REALSPORTS
長谷部誠選手はドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトでサッカー選手としての現役を引退しますが、これまでにどのようなクラブでプレーしてきたでしょうか。
ここからは長谷部誠選手がこれまでに所属してきたクラブについて紹介していきます。
浦和レッズ
引用元:Jリーグ公式サイト
静岡県藤枝市出身で鈴岡県立藤枝東高等学校を卒業後、Jリーグの浦和レッズに加入しました。
引用元:日刊スポーツ
浦和レッズでは高卒1年目の2002年はカップ戦にわずか1試合のみの出場となりましたが、2年目の2003年にはトップ下や長谷部誠選手の本職であるボランチで出場機会を増やしました。
3年目の2004年にはシーズン序盤はトップ下で出場していましたが、シーズンの中盤戦以降はボランチとして浦和レッズの2ndステージ優勝に大きく貢献。
そんな長谷部誠選手は2004年には下記のタイトルを獲得しています。
- ナビスコカップ・ニューヒーロー賞
- Jリーグベストイレブン
2005年からは2007年まではボランチとして定着し浦和レッズのJ1優勝やAFCチャンピオンズリーグ優勝にも貢献し、日本代表にも選出される機会が増え始めました。
そして、2008年1月1日、長谷部誠選手は浦和レッズからドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクへ完全移籍となりました。
ヴォルフスブルク
引用元:FOOTBALL ZONE
2008年1月1日、ドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクに加入した長谷部誠選手は、冬季中断明け初戦となったビーレフェルト戦の後半から出場し、ブンデスリーガデビューを果たします。
そして、2008年4月27日、アウェーのレヴァークーゼン戦でブンデスリーガ初得点をマーク。
2008-2009シーズンの長谷部誠選手は本職のボランチだけでなく、右サイドハーフや右サイドバックなどでもプレーしています。
そして、直前に日本代表の試合で負傷もありましたが、クラブのドイツ国内主要大会初優勝に貢献しました。
引用元:Qoly
この優勝は日本人として31年ぶりにブンデスリーガ優勝を経験した日本人となっています。
2009-2010シーズンでは2009年9月16日、CSKAモスクワ戦で途中出場しUEFAチャンピオンズリーグ初出場を果たします。
2011-2012シーズンでは右サイドバックで出場し後半35分に味方ゴールキーパーがレッドカードで退場となり、交代枠をすべて使っていたため、長谷部誠選手が急遽ゴールキーパーを務めました。
引用元:FOOTBALL ZONE
また、2011-2012シーズンは本職のボランチではなく右サイドバックでの出場がほとんどで、納得のいかない長谷部誠選手は2012-2013シーズンに自ら移籍を志願したことで監督と衝突。
開幕から8試合連続ベンチ外となってしまいましたが、成績不振から監督が解任された直後にデュッセルドルフ戦でリーグ初出場を果たし、その後は右サイドハーフとしてスタメン出場を続けていました。
そして、2013-2014シーズンに本職のボランチを求めて移籍志願をし、同じブンデスリーガのニュルンベルクへ加入しています。
ニュルンベルク
引用元:SOCCER DIGEST
2013年9月2日、ニュルンベルクへ加入した長谷部誠選手。
ニュルンベルクは2013-2014シーズンが開幕してから勝利がなく、移籍してきた長谷部誠選手に期待がかかりましたが、結局シーズン前半戦はブンデスリーガ史上初となる前半戦未勝利に終わっています。
その後、長谷部誠選手は右ひざの半月板を損傷し戦線を離脱。
復帰するも再び同箇所を痛めて日本へ帰国します。
そして、2014年2月28日に右ひざの半月板の手術を行い、5月11日に復帰しましたが、チームは2部へ降格してしまいました。
2014年シーズン終了後、長谷部誠選手は同じくブンデスリーガのフランクフルトへ移籍を発表。
2年連続で移籍することになりました。
フランクフルト
引用元:現代ビジネス
2014年6月2日に長谷部誠選手はフランクフルトと2年契約を結びました。
2014-2015シーズンでは本職のボランチを務め、自身ブンデスリーガに移籍して最多となるシーズン33試合に出場。
2015-2016シーズンには新監督の意向で再び右サイドバックとしてプレーする機会が増えますが、成績不振により監督が交代してからは再びボランチとして出場する機会が増えました。
2016-2017シーズンは3バックの中央として起用されることが多かった長谷部誠選手。
そんな中、シーズン途中にフランクフルトとの契約を2018年まで延長を発表し多くの試合に貢献していました。
ですが、2017年3月11日に行われたバイエルン・ミュンヘン戦ではクリアの際にポストに衝突。
その際に左のすねを6針縫う大怪我を負ってしまい、さらに右ひざの負傷も発覚し手術を行いました。
この怪我の影響で2016-2017シーズン終了までと2017-2018シーズン序盤戦は試合を欠場し続けています。
そして、2017年8月12日の8月12日のカップ戦で復帰しその後はさまざまな試合に出場しました。
2018年5月19日に行われたDFBポカール決勝のバイエルン・ミュンヘン戦では先発出場を果たし3−1で勝利し優勝。
引用元:フットボールチャンネル
長谷部誠選手はヴォルフスブルク時代以来のタイトル獲得となっています。
2018-2019シーズンも3バックの中央としてプレーすることが多かった長谷部誠選手でしたが、多くの試合でチームの勝利に貢献し前半戦のリーグベストイレブンとベストCBに選出されました。
また、ヨーロッパチャンピオンズリーグではベスト4まで進出し勝利に貢献していたことからEL優秀選手にも選出されています。
2020-2021シーズンはフランクフルトと1年延長を発表。
さらに、現役引退後はクラブのアドバイザーを務めることが決定しました。
2021-2022シーズンにはフランクフルトと2027年までの延長を発表し、ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝では後半13分から出場しキャプテンマークを巻いてもプレー。
クラブとして42年ぶりのヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝にも貢献しています。
引用元:サッカーマガジンWeb
2022-2023シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグに自身13期ぶりとなる出場を果たしました。
2023-2024シーズンには開幕戦のダルムシュタット戦で途中出場し、クラブでの最年長出場記録を更新。
そして、2023年10月8日に行われたハイデンハイム戦に途中出場を果たすとフランクフルトの外国人選手の出場最多タイ記録となりました。
そして、2024年4月17日に今シーズン限りでの現役引退を発表しています。
まとめ
引用元:FRAZA STYLE
長谷部誠選手はフランクフルトをはじめとした多くのクラブでキャプテンシーあふれる統率力でクラブの勝利に貢献してきました。
また、フランクフルトには来季からは選手としてではなくコーチやアドバイザーなどといった役割で関わっていくことでしょう。
まずは今シーズン終了までの長谷部誠選手の活躍、そして現役引退後の長谷部誠選手の活躍を期待しましょう!
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