8月に開幕し、早くも前半戦を折り返したサッカー欧州リーグ。
毎年1月1日から2月1日までは冬の移籍市場が開幕し、今回の冬の移籍市場でもさまざまな大物選手が移籍しました。
そこで、この記事では、2022年冬の移籍市場で移籍が決定した6選手を紹介します。
フェラン・トーレス FW スペイン代表
1人目はフェラン・トーレスです。
フェラン・トーレスは2021年12月28日にマンチェスター・シティからバルセロナへ移籍が決定しました。
2020年8月にバレンシアからマンチェスター・シティに移籍し、マンチェスター・シティでは公式戦43試合に出場。
16ゴール4アシストを記録していました。
また、2021年5月14日に行われたニューカッスル戦では、クラブ史上3番目の若さでハットトリックを記録するなどの活躍。
主に右ウィングが主戦場としていますが、21/22シーズンではセンターフォワードとして出場することが多かった印象です。
そして、2021年12月28日、
契約期間:2027年6月末までの5年半契約
でバルセロナへ移籍。
2021年に引退したセルヒオ・アグエロの背番号19を引き継ぎました。
フェリペ・コウチーニョ MF ブラジル代表
2人目はフェリペ・コウチーニョです。
コウチーニョは2022年1月7日にバルセロナからアストン・ヴィラに買取OP付きのレンタル移籍となりました。
リヴァプール時代には輝かしい活躍でチームを牽引し、2018年1月にバルセロナへ移籍しました。
しかし、バルセロナへ移籍後は高額だった移籍金に見合う活躍をしていないとのことでバルセロナのサポーターからは非難されることが多かったようです。
バルセロナでは活躍できなかったコウチーニョは2019年8月にバイエルン・ミュンヘンに買取OP付きのレンタル移籍となります。
バイエルン・ミュンヘンではチャンピオンズリーグにも出場し、優勝に貢献するなどの活躍を見せますが、買取には至らず。
2020年からは再びバルセロナへ復帰しますが、復帰後は度重なるケガに悩まされ、首脳陣からの信頼も得られませんでした。
バルセロナでは、公式戦106試合に出場、26ゴールを記録しています。
そして、2022年1月7日にアストン・ヴィラに買取OP付きのレンタル移籍となりました。
移籍が発表されてから8日後の1月15日のマンチェスター・ユナイテッド戦に68分から出場。
途中出場ながらも、1ゴール1アシストを記録し、アストン・ヴィラの敗戦を救う活躍を見せました。
クリスティアン・エリクセン MF デンマーク元代表
3人目はクリスティアン・エリクセンです。
エリクセンは2022年1月31日にブレントフォードに加入しています。
エリクセンはトッテナム時代にはフリーキックの名手として、何度もフリーキックでゴールを決め、チームに貢献。
公式戦305試合に出場、69ゴール89アシストという好成績を残しています。
しかし、19/20シーズンにトッテナムと契約延長を拒否。
そのことが問題となり、ベンチ要員に降格します。
その後、2020年1月にトッテナムからインテルに移籍となりますが、トッテナム時代の活躍を取り戻すことはできませんでした。
そして、2021年デンマーク代表として出場したEURO2020。
2021年6月12日に行われたフィンランド戦の試合途中にエリクセンはピッチ上で意識不明の重体に。
心停止となり、その場で応急処置が施されました。
その後、植込み型除細動器(ICD)を装着し、サッカーがプレイできるまでに回復。
しかし、セリエAでの規定により、ICDを装着してのプレイは認められず、21/22シーズンは無出場でした。
そして2021年12月17日にインテルと双方合意の上で契約を解消。
2022年1月31日にフリーで21/22シーズン終了までの半年契約でブレントフォードへ加入が発表されました。
ドゥシャン・ヴラホビッチ FW セルビア代表
4人目はドゥシャン・ヴラホビッチです。
ヴラホビッチは2022年1月28日にフィオレンティーナからユヴェントスに移籍となりました。
2018年1月にパルチザンから18歳の若さでフィオレンティーナに移籍。
2018年に移籍して以降はあまり目立った活躍はしていませんでした。
しかし、20/21シーズン途中に覚醒します。
20/21シーズンには21ゴール、21/22シーズンでは前半戦だけで17ゴールを挙げるなどの活躍っぷり。
フィオレンティーナでは、公式戦108試合に出場、49ゴール、3アシストを記録。
その活躍が認められ、2022年1月28日に
契約期間:2026年末までの5年半契約
でユヴェントスに加入しました。
背番号はクリスティアーノ・ロナウドが付けていた7番を引き継ぎ、ユヴェントス再建へ大きな期待を背負います。
デレ・アリ MF イングランド代表
5人目はデレ・アリです。
デレ・アリは2022年1月31日にトッテナムからエヴァートンへ移籍となりました。
デレ・アリは2015年2月にMKドンズからトッテナムに移籍。
トッテナムでは公式戦269試合に出場、67ゴール55アシストを記録しています。
19歳でプレミアリーグビッグ6のトッテナムに移籍し、レギュラーとしてチームを牽引。
移籍初年度となる15/16シーズンでは10ゴール11アシストを記録し、プレミアリーグ年間ベスト11に選出されました。
翌年の16/17シーズンでもその勢いはとどまることはなく、18ゴール9アシストを記録。
2年連続でプレミアリーグ年間ベスト11に選出されています。
その後も長きに渡って、トッテナムのレギュラーとして定着していましたが、20/21シーズンはリーグ戦15試合の出場に留まりました。
また、20/21シーズン途中までチームを指揮していたジョゼ・モウリーニョ監督との不仲説が流れました。
一時は移籍の可能性も報じられていましたが、移籍には至らず。
21/22シーズンでもベンチスタートが多かったデレ・アリ。
そして、2022年1月31日、
契約期間:2024年6月末までの2年半契約
でエヴァートン移籍を発表しました。
エヴァートンの新指揮官となるフランク・ランパード監督のもと、全盛期の活躍が期待されます。
ピエール=エメリク・オーバメヤン FW ガボン代表
6人目はピエール=エメリク・オーバメヤンです。
オーバメヤンは2月2日にバルセロナ加入が決定しました。
2018年1月にドルトムントからアーセナルに移籍。
アーセナルでは163試合出場、92ゴール20アシストを記録しています。
18/19シーズンはリーグ戦22ゴールを記録し、リヴァプールのモハメド・サラー、サディオ・マネと並んでプレミアリーグ得点王に輝きました。
19/20シーズンもリーグ戦22ゴールを記録しましたが、2年連続の得点王には1ゴール届かずの2位となっています。
その後もチームを牽引し、21/22シーズンにはキャプテンに就任していましたが、12月にクラブの規律違反によりキャプテンを剥奪。
キャプテンを剥奪されてからは、ベンチ外の日々が続きました。
そして、2022年2月1日にアーセナルと契約解除を発表。
その翌日の2月2日に
でバルセロナへフリーで加入を発表しました。
得点力不足に悩まされているバルセロナの救世主となれるでしょうか。
2022年冬の移籍市場まとめ
この記事では欧州リーグの2022年冬の移籍が発表された主な選手について紹介しました。
今回紹介した選手以外にも有名選手の移籍が発表されています。
シーズン途中で移籍となる場合、チームの即戦力として期待されることが多いですが、果たして活躍できるでしょうか。
移籍先でも活躍する姿を期待しましょう。
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